今日の夢(寝てるときに視た、ね…書くことを要求されました。)
2004年5月21日 日常私的に何でこんな夢を見たんだろう、みたいなことを友達(うさうさ、お前だよお前!)に話したところ日記に物語風に書けといわれたのですよ。くすーん……あの映像でしか語れないのを文字で書けとッッ!!!!(涙)基本的なところは変えませんが、私の名前だけは変えさせて頂きます!えぇ!
出演者(ぇ)は何故かルック(幻水・3仕様)とレイボーン(破天荒)でした。間違っても、顔で選んでません。だって、レイボーンよりキアラ兄のが好みだもん。
……誰が読んで楽しいんだよ、こんなの。
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
そこは、極寒の地と呼ぶにふさわしい場所だった。
雪は横殴りに吹雪、視界はきかない。
「待ってよ…ッ!」
叫ぶが、同行者であるはずのルックは振り向く事はしない。彼もこの地を越えることは大変なはずなのだが、ずんずんと進んでいく。
同じく途中で助けたがためにくっ付いてきたレイボーンを抱えて柚姫は肩で息をする。
吐く息は周りの温度のせいか白い。それも風によってたなびくどころか掻き消されてすぐに見えなくなる。
「レイボーン!あんたも歩きなさいよ……!」
「俺もうダメ……」
「男の子でしょぉぉっっ!!」
叫びつつも、歩くことは辞めない。
どんどんと遠ざかるルックの背中を眺めながら、柚姫はただ必死に足を動かし続けた。
何処へたどり着くのかは知らない。ルックが何かを知っているらしいが、それを聞いたこともない。ただ、ついていくだけだった。
永遠とも思える時間を歩いて、ようやく視界が開ける。
それは、突然ともいえる唐突さで目の前に広がった。
吹雪ではなく、春の穏かさ、暖かさが。
「遅かったね」
「アンタが早すぎるのよ」
で、どういうこと?
と瞳で語りかけるがルックが答える事は無い。
ただ再び背を向けて今度は暖かな一本道を下っていった。
当然のことながら柚姫もその後を追う。が、その時点でようやく荷物と化していたレイボーンの存在を思い出す。
「……置いてこーかな?」
「ん?あ?あぁぁっっ??!」
「あ、気付いた。自力で歩いてね」
どさり、とレイボーンを降ろすと柚姫は走ってルックを追いかけた。今にも見失いそうだったのだ。
しばらく歩くとまずは小高い丘が見えた。
次はその丘に備え付けられた石の椅子が。最後にはその椅子に座る人物たちが確認できた。一対の男と女。彼らは堂々としていて、この国の支配者であるように、見える。
「この国は滅びる」
唐突に、ルックが口を開く。
柚姫にとっても初耳だ。そもそも、そんな国に何の用事があるというのか?滅びると分かっている国に。
「なんですって…?!」
「どういう意味じゃ?」
「そのまんまですけど」
「救う…手立ては無いのですか?」
「努力します」
「ならば、やってみせよ」
「仰せのままに」
柚姫の知らないところでどんどんと話が進む。
王族と思われる相手にたいしても膝をつかないルックを不審に思いながらも、相手は不思議では無いのか咎めることなく進んでいく。
話の流れが理解できないままに彼らが協力者と呼ぶ人物を指差した。
彼は明らかに…老人ではあったけれど。
「環境農林水産大臣じゃ。彼と協力してなんとかしろ」
「努力はしますよ、努力はね」
冷たく答えてルックは背を向けて紹介された老人へと向かう。
それを追って柚姫は今までの疑問をぶつけた。
「……ルック、どういうこと?」
「そのままさ。説明するまでもない」
「いや、そのままとか言われてもね?」
「ボクが請けた依頼はあの吹雪地帯を解消する事だからね」
「……いや、一体いつの間にそんなの受けたのよ?」
「一番近くの街だね。教えてなかったっけ?」
「聞いてない」
「それは悪かったね。全部知ってると思ったから」
「で、なんでこの国なの?」
「どうしてこの国はあんな場所を越えてきたのに暖かいと思う?」
「え?うーん……」
「ずれてる、というか曲がってるんだよ、空間が」
「……どうすればなおると思うわけ?」
「滅びればいいだろ。この国が」
「……え。救うんじゃないの?」
「ボクがいつそんなこといったんだい?」
「いや、匂わせてはいたじゃん?!」
「気のせいだろ」
明らかに気のせいでは無いと思うのだが口でかなうはずがない。諦めて柚姫は付いて行くことだけに専念する事にした。
「すみません、協力するように言われたんですけど」
「は?なんじゃ?おまえさんらは」
「……いや、協力するように」
「そうかそうか、手伝ってくれるか。んじゃさっそく着替えてもらおうかの」
はっきり言って、何処からどうやったらそんな発想が出てくるのか、助けを求めたい気分だった……。
意味もわからず着替えさせられて(しかもなぜかジーンズ姿)柚姫たちはその握ったものに呆然としていた。
それは……なぜか、鍬、だったのだ。
「……ルック?」
「僕に助けを求めないでくれる?」
「あ、俺は論外な」
「最初からレイボーンを頼ろうとは思わないよ」
「嬢ちゃんはばあさんによくにとるのぅ」
「はぁ……さいですか」
「とりあえず腹ごしらえでもどうかね」
といわれて差し出されたのは林檎、だった。
だが、しかし……
「うえー…これ食うのかよ」
「食べる必要は無いと思うけど」
「出来る限り遠慮したいね」
明らかに虫に食われたり腐りかけたものばかりだったのだ……。
誰が見ても遠慮をしたいというのは思うものだった。
「どーするよ……」
「どうするもこうするも」
途方に暮れて三人は顔を見合わせた。
どうやら、この国の主な食料は林檎らしい、ということは数日過ごして分かった。
だがしかし、どの食べ物を見てもどういうわけか腐っているものが多い。どういう理由だかは分からないがとにかく腐っているのだ。
「なんだ、これ?」
「花だね」
「いや、さっきから色が変わってるぜ?」
「5色の札を使ったんだろ」
雲の上に乗って2人は会話を交わした。
そこにはなぜか次々に色の変わる花が咲いていて……限り無く目に悪かった。
「で、なんでこの国のものが腐ってるか分かったのか?」
「温度が高すぎるんだよ。食料を保存するにはね」
「あー、なるほど。そーいや寒くなるときってねぇよな」
「そういうこと。早々に滅びるだろね。環境が悪くて食料が悪いんだから」
「滅びるってそういう理由か」
「ま、他にもいろいろあるけどね」
「2人とも〜!どこ〜!!」
下から柚姫が呼ぶそれに答えて中に浮いていた雲の土地が柚姫のあたりまで降りてきた。
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
ここまででした。どういうオチなのかものすごく気になるんですけどね。
じつは結構削ったエピソードがあったりします。おもに着替えのシーン。もっとじーさんが出てくるはずでした。ついでになぜか2人のライバル(なんのだ)になってました。結構笑えましたよー。夢としては。
出演者(ぇ)は何故かルック(幻水・3仕様)とレイボーン(破天荒)でした。間違っても、顔で選んでません。だって、レイボーンよりキアラ兄のが好みだもん。
……誰が読んで楽しいんだよ、こんなの。
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
そこは、極寒の地と呼ぶにふさわしい場所だった。
雪は横殴りに吹雪、視界はきかない。
「待ってよ…ッ!」
叫ぶが、同行者であるはずのルックは振り向く事はしない。彼もこの地を越えることは大変なはずなのだが、ずんずんと進んでいく。
同じく途中で助けたがためにくっ付いてきたレイボーンを抱えて柚姫は肩で息をする。
吐く息は周りの温度のせいか白い。それも風によってたなびくどころか掻き消されてすぐに見えなくなる。
「レイボーン!あんたも歩きなさいよ……!」
「俺もうダメ……」
「男の子でしょぉぉっっ!!」
叫びつつも、歩くことは辞めない。
どんどんと遠ざかるルックの背中を眺めながら、柚姫はただ必死に足を動かし続けた。
何処へたどり着くのかは知らない。ルックが何かを知っているらしいが、それを聞いたこともない。ただ、ついていくだけだった。
永遠とも思える時間を歩いて、ようやく視界が開ける。
それは、突然ともいえる唐突さで目の前に広がった。
吹雪ではなく、春の穏かさ、暖かさが。
「遅かったね」
「アンタが早すぎるのよ」
で、どういうこと?
と瞳で語りかけるがルックが答える事は無い。
ただ再び背を向けて今度は暖かな一本道を下っていった。
当然のことながら柚姫もその後を追う。が、その時点でようやく荷物と化していたレイボーンの存在を思い出す。
「……置いてこーかな?」
「ん?あ?あぁぁっっ??!」
「あ、気付いた。自力で歩いてね」
どさり、とレイボーンを降ろすと柚姫は走ってルックを追いかけた。今にも見失いそうだったのだ。
しばらく歩くとまずは小高い丘が見えた。
次はその丘に備え付けられた石の椅子が。最後にはその椅子に座る人物たちが確認できた。一対の男と女。彼らは堂々としていて、この国の支配者であるように、見える。
「この国は滅びる」
唐突に、ルックが口を開く。
柚姫にとっても初耳だ。そもそも、そんな国に何の用事があるというのか?滅びると分かっている国に。
「なんですって…?!」
「どういう意味じゃ?」
「そのまんまですけど」
「救う…手立ては無いのですか?」
「努力します」
「ならば、やってみせよ」
「仰せのままに」
柚姫の知らないところでどんどんと話が進む。
王族と思われる相手にたいしても膝をつかないルックを不審に思いながらも、相手は不思議では無いのか咎めることなく進んでいく。
話の流れが理解できないままに彼らが協力者と呼ぶ人物を指差した。
彼は明らかに…老人ではあったけれど。
「環境農林水産大臣じゃ。彼と協力してなんとかしろ」
「努力はしますよ、努力はね」
冷たく答えてルックは背を向けて紹介された老人へと向かう。
それを追って柚姫は今までの疑問をぶつけた。
「……ルック、どういうこと?」
「そのままさ。説明するまでもない」
「いや、そのままとか言われてもね?」
「ボクが請けた依頼はあの吹雪地帯を解消する事だからね」
「……いや、一体いつの間にそんなの受けたのよ?」
「一番近くの街だね。教えてなかったっけ?」
「聞いてない」
「それは悪かったね。全部知ってると思ったから」
「で、なんでこの国なの?」
「どうしてこの国はあんな場所を越えてきたのに暖かいと思う?」
「え?うーん……」
「ずれてる、というか曲がってるんだよ、空間が」
「……どうすればなおると思うわけ?」
「滅びればいいだろ。この国が」
「……え。救うんじゃないの?」
「ボクがいつそんなこといったんだい?」
「いや、匂わせてはいたじゃん?!」
「気のせいだろ」
明らかに気のせいでは無いと思うのだが口でかなうはずがない。諦めて柚姫は付いて行くことだけに専念する事にした。
「すみません、協力するように言われたんですけど」
「は?なんじゃ?おまえさんらは」
「……いや、協力するように」
「そうかそうか、手伝ってくれるか。んじゃさっそく着替えてもらおうかの」
はっきり言って、何処からどうやったらそんな発想が出てくるのか、助けを求めたい気分だった……。
意味もわからず着替えさせられて(しかもなぜかジーンズ姿)柚姫たちはその握ったものに呆然としていた。
それは……なぜか、鍬、だったのだ。
「……ルック?」
「僕に助けを求めないでくれる?」
「あ、俺は論外な」
「最初からレイボーンを頼ろうとは思わないよ」
「嬢ちゃんはばあさんによくにとるのぅ」
「はぁ……さいですか」
「とりあえず腹ごしらえでもどうかね」
といわれて差し出されたのは林檎、だった。
だが、しかし……
「うえー…これ食うのかよ」
「食べる必要は無いと思うけど」
「出来る限り遠慮したいね」
明らかに虫に食われたり腐りかけたものばかりだったのだ……。
誰が見ても遠慮をしたいというのは思うものだった。
「どーするよ……」
「どうするもこうするも」
途方に暮れて三人は顔を見合わせた。
どうやら、この国の主な食料は林檎らしい、ということは数日過ごして分かった。
だがしかし、どの食べ物を見てもどういうわけか腐っているものが多い。どういう理由だかは分からないがとにかく腐っているのだ。
「なんだ、これ?」
「花だね」
「いや、さっきから色が変わってるぜ?」
「5色の札を使ったんだろ」
雲の上に乗って2人は会話を交わした。
そこにはなぜか次々に色の変わる花が咲いていて……限り無く目に悪かった。
「で、なんでこの国のものが腐ってるか分かったのか?」
「温度が高すぎるんだよ。食料を保存するにはね」
「あー、なるほど。そーいや寒くなるときってねぇよな」
「そういうこと。早々に滅びるだろね。環境が悪くて食料が悪いんだから」
「滅びるってそういう理由か」
「ま、他にもいろいろあるけどね」
「2人とも〜!どこ〜!!」
下から柚姫が呼ぶそれに答えて中に浮いていた雲の土地が柚姫のあたりまで降りてきた。
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
ここまででした。どういうオチなのかものすごく気になるんですけどね。
じつは結構削ったエピソードがあったりします。おもに着替えのシーン。もっとじーさんが出てくるはずでした。ついでになぜか2人のライバル(なんのだ)になってました。結構笑えましたよー。夢としては。
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