ISBN:4061823086 新書 関田 涙 講談社 2003/03 ¥882
前にも日記に出した「名探偵ヴィッキーシリーズ」第一作。
私の感想としては“ミステリーとしては微妙”ってところでしょうか。
第一の殺人が起こるまでがひたすら長いんですよ。ここを辛抱強く乗り越えてようやく第一の殺人なんですね。ちなみに初め1/3の間には何も起こりません。ただし、「ヴィッキーからの挑戦状」以降は一気に解決に向かうんで、そこまでたどり着けばあとは容易だと思われます。
ただこの作品、主人公の弟の視点で書いてあるせいかヴィッキーの見つけた重要(?)な手がかりやら作中の人物なら誰でも知っている事実をあえて秘匿してあったり、この弟くんがトリックの鍵になる部分を犯人を庇うために故意に誤魔化したりとかやってくれちゃってるため読者にはかなり不公平なつくりになってます。
この作品、デビュー作だから仕方がないよね、と流すことも出来るんですけど、ねぇ……ただ、清涼院流水の「コズミック」も同じ賞とってデビューと思うと、どーも点が辛く。あれも十分めちゃくちゃでメタな作品なんですが。でもミステリーと言うより作品として楽しめたからなぁ……面白かったし。あ、あと、西尾維新の「クビキリサイクル」高里椎名の「銀の檻を溶かして」霧舎巧の「ドッペルゲンガー宮」高田崇史の「百人一首の呪」もそうでしたっけ。乾くるみの「Jの神話」とか誰だったか忘れましたけど「極限推理コロシアム」はどうも趣味じゃないですけどね。あとー…なんたらの花嫁。なんだっけなー?ハーフリース保育園の人!あの人のは見事に騙されましたねー。痛快に騙されるのは楽しいです。
さて、次は何を読もうかな〜。メフィスト賞中心でいこうかな。懲りずに。
前にも日記に出した「名探偵ヴィッキーシリーズ」第一作。
私の感想としては“ミステリーとしては微妙”ってところでしょうか。
第一の殺人が起こるまでがひたすら長いんですよ。ここを辛抱強く乗り越えてようやく第一の殺人なんですね。ちなみに初め1/3の間には何も起こりません。ただし、「ヴィッキーからの挑戦状」以降は一気に解決に向かうんで、そこまでたどり着けばあとは容易だと思われます。
ただこの作品、主人公の弟の視点で書いてあるせいかヴィッキーの見つけた重要(?)な手がかりやら作中の人物なら誰でも知っている事実をあえて秘匿してあったり、この弟くんがトリックの鍵になる部分を犯人を庇うために故意に誤魔化したりとかやってくれちゃってるため読者にはかなり不公平なつくりになってます。
この作品、デビュー作だから仕方がないよね、と流すことも出来るんですけど、ねぇ……ただ、清涼院流水の「コズミック」も同じ賞とってデビューと思うと、どーも点が辛く。あれも十分めちゃくちゃでメタな作品なんですが。でもミステリーと言うより作品として楽しめたからなぁ……面白かったし。あ、あと、西尾維新の「クビキリサイクル」高里椎名の「銀の檻を溶かして」霧舎巧の「ドッペルゲンガー宮」高田崇史の「百人一首の呪」もそうでしたっけ。乾くるみの「Jの神話」とか誰だったか忘れましたけど「極限推理コロシアム」はどうも趣味じゃないですけどね。あとー…なんたらの花嫁。なんだっけなー?ハーフリース保育園の人!あの人のは見事に騙されましたねー。痛快に騙されるのは楽しいです。
さて、次は何を読もうかな〜。メフィスト賞中心でいこうかな。懲りずに。
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